変数と定数とは、コンピュータにデータを記憶してもらう機能です。
記憶してもらった変数と定数は、後でそのデータを使って計算などを行うことができます。
コンピュータは、ほかのプログラムなどでたくさんのデータを記憶しています。
そのためデータだけ記憶してもらっても、同じデータがたくさんあって、どのデータなのか分からなくなってしまいます。
そうならないようにデータに名前をつけて覚えてもらい、つけた名前をコンピュータに伝えることによって、後でデータを取り出すことができます。
変数と定数の違いはこの後で書きます。
変数
変数とは、データに名前をつけて記憶させ、その後でプログラムによってデータのみ内容が変わってしまうことがあることをコンピュータに伝えておきます。
書き方は、全て半角英数で『変数の名前 = データ』のように書きます。
覚えてもらった変数のデータを変える場合も、『変数の名前 = データ』と書くことでデータのみ変わります。
プログラムを書くときに『変数の名前』と『=』と『データ』の間に半角スペースを入れると、見やすくなります。
定数
定数とは、変数と同じくデータに名前をつけて記憶してもらう機能です。
書き方も変数と同じで、『定数の名前 = データ』と書きます。
変数との違いは、一度記憶してもらったデータは、後でデータを変更することができなくなります。
Pythonには定数という機能はないそうで、定数に名前を付けるときは、全て『半角英数』で『大文字』で書くことが習わしになっているそうです。
変数と定数を使うときの注意
変数と定数の名前を付けるときは、必ず『半角英数』で書くこと
プログラムは基本『半角英数』でコードを書きます。
なので、変数と定数の名前を付けるときも、『半角英数』を使います。
変数と定数の名前で使える文字は、『大文字のアルファベット』・『小文字のアルファベット』・『数字』・『_(アンダースコア)』のみ使うことができる
変数や定数の名前を付けるときは、『大文字のアルファベット』・『小文字のアルファベット』・『数字』・『_(アンダースコア)』の文字を組み合わせてつけます。
変数と定数の名前を付けるとき、名前の先頭に『数字』は使用できない
変数や定数の名前を付けるとき、名前の先頭1文字目には『数字』は使えませんので注意してくださ。
変数や定数の名前を付けるとき、英語を使うこと
変数や定数の名前は自由に付けることができます。
ただし変な名前を付けると、後で作ったプログラムを見返すときに、何に使っていた変数や定数なのかわからなくなります。
学習するときに使う変数や定数はそんなに数が少ないのでいいのですが、アプリなどを作る場合は、かなりたくさんの変数や定数を使い、プログラムの量もたくさんあっていちいち調べるのが大変です。
なので、名前を見てすぐに何に使うデータなのかわかるように、英語を使って名前をつけましょう。
日本語をローマ字で書くのもいいですが、英語を使って書くと格好良く見えますよ!
変数と定数の名前が長くなる場合は、単語ごとに『_(アンダースコア)』を使うといい
変数や定数の名前を付けるときは、何のデータを扱うか分かるように名前を付けるように説明しました。
そうすると変数や定数の名前が長くなることもあります。
英語をただ並べて書くだけだととても読みづらくなります。
そこで『_(アンダースコア)』を単語と単語の間に使うと、スペースが空いているように見えるので読みやすくなります。
変数は『小文字アルファベット』・定数は『大文字のアルファベット』を使う
定数は全て『大文字のアルファベット』を使って名前を付ける習わしがあると説明しました。
そのため変数は『小文字のアルファベット』・『数字』・『_(アンダースコア)』を使い、
定数は『大文字のアルファベット』・『数字』・『_(アンダースコア)』を使うように決めておくと、
名前を見ただけで、変数なのか定数なのかを、すぐに見分けることができるようになります。
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